ゴルフクラブには、個体差があるのはご存知ですか?
知らなかったという方に簡単に説明しますと、同じモデルでも1本1本微妙に違うという事です。
メーカーのカタログの下に小さく記述されてたりします。(カタログで表示の重量などは設計値です。実測値が設計値と若干異なる場合がありますのでご了承ください。)
意外と気づかないですよね、、、。
ドライバー選び・ドライバーは個体差の多いゴルフクラブ
ドライバーは非常に個体差の多いゴルフクラブです。
全く同じモデルのドライバーでも、フェースアングルが微妙に違います。
開いていたりかぶっていたり。
中古ショップに全く同じモデルが2本以上ある場合は、よく見て違いがあるか確かめてください。
同じものをよ~く見てみると微妙な違いに気づく事があります。
何となくフェースが開いて見えると思ったら、そのドライバーはオープンフェースに組み立てられている可能性があります。
シャフトの刺し方ひとつでも、全く性質の違うドライバーが出来上がってしまいます。
ドライバー選び・ヘッドの個体差
最近のウッド系のゴルフクラブは、フェースアングルを自分で調整できる「カチャカチャ」機能がついているモデルが多いため、そこまで気にすることはないかもしれませんが、調整が出来るモデルでも「ドローヒッター向け」「フェードヒッター向け」のクラブに分かれます。
■調整付きモデルの「ドローヒッター向け」「フェードヒッター向け」クラブの見分け方
ノーマルポジションで、フックフェースなら「フェードヒッター向け」
オープンフェースなら「ドローヒッター向け」
と考えていいと思います。
またクラブヘッドにも飛ぶヘッドと飛ばないヘッドが存在します。
市販で販売されている多くのゴルフクラブは量販品です。
出荷前に、メーカーごとの基準に合格したクラブだけが販売されていますが、微妙なフェースの厚みの違いにより、反発が高い当たりのヘッドも有れば、飛ばないハズレのヘッドもあります。
よく聞くプロ支給品と言われるヘッドは、精度が高く個体差が少ないのが特徴です。
フェースの厚みもルールぎりぎりまで薄くして、反発力を高くしているモデルも有ります。
しかし、反発係数をぎりぎりにすることによってフェース面が割れてしまう事もあるのがプロ支給品なんです。
某プロゴルファーの方たちは、練習場でもコースボールしか打たないなんて話を聞くぐらいですからね。
ドライバー選びのポイント・個体差を利用して選ぼう
ドライバーの個体差をうまく利用して、フッカーの方はオープンフェース。
フェードの方は、クローズドフェースのドライバーを選ぶのがポイントです。
自分でわからない時は、ショップの店員さんに聞いてみるといいと思います。
その時に店員さんが嫌な顔をしたり、そっけない態度をとるような店なら、そのお店では買わない方が良いと思います。
クラブを購入した後で、何か不都合や調整をお願いする時でも、あなたの悩みに親身になってくれない可能性が高いですから。
アイアン選び・アイアンの個体差
アイアンにも個体差があります。
ゴルフクラブは工業製品ですので、作る過程でわずかな違いが出てしまうのは当然の事です。
アイアンのヘッドなどでいうと研磨作業やメッキ加工で生じる重さのバラつきです。
もちろんメーカーはその個体差を少なくするために、鉛を入れて調整をしてから販売します。
しかしどんなに調整してもすべてが完ぺきなわけではありません。
全ての番手で7番だけ少し飛ばないだとか、9番だけ振りにくいなどと感じるのであれば、行きつけのゴルフショップのクラフトマンに見てもらうのが良いでしょう。
ゴルフクラブ選びのポイント・まとめ
■ではどうすれば良いか
ゴルフクラブの個体差は当たり前だと思う事です。
ゴルフクラブに詳しい人やトップアマはそのことを理解している為、新しいクラブを買ったらまずは打ってみて、それからクラフトマンに調整してもらいます。
メーカーからクラブが支給されないプロゴルファーの中には、同じヘッドを4つも5つも自分で購入して、その中から当たりのヘッドを探して使用するプロゴルファーも沢山いるくらい、クラブの個体差は当たり前なんです。
アイアンの場合は調整で何とかなる事が多いですが、ウッド系のクラブは調整にあまり幅がありません。
調整でどうにもならなそうな時は、ゴルフクラブには個体差があるのだから仕方ないと割り切って、買い替えた方が無難です。
ゴルフクラブがいくらで売れるのか簡単に調べる方法がありますので、よろしければ調べてみて下さい。